青森、岩手、宮城にまたがる三陸ジオパークは日本で最も大きなジオパークです。その中の岩手県宮古市と田野畑村からおすすめのジオサイトをご紹介。リアス式海岸の雄大な断崖絶壁と美しい海が織りなす絶景は、数億年前から続く地殻活動を通じて地球の命を感じることができます。一度は訪れてみたいジオパークの魅力に迫ります。

 

 

岩手県へのアクセスはこちらです。

 

 

歴史を紐解く地層「ハイペ・コイコロベ」

 

田野畑村の半島にあるハイペ・コイコロベと呼ばれる海岸は、白亜紀の化石が多く見られる場所として、地質学的にも、歴史的にもとても貴重なジオサイトです。太古の時代の貝や、サンゴ類など、種類、個体数も多いことで注目を集めています。

 

 

【INFOMATION】

岩手県下閉伊郡田野畑村和野

鳥越駅より徒歩約10分

三陸ジオパーク公式ウェブサイト「ハイペ・コイコロベ」

 

 

 

リアス式海岸の海岸美を楽しめる絶景「ひらなめ海岸弁天島、弁天崎」

 

ハイペ・コイコロベと並ぶ白亜紀化石産地として岩手県の天然記念物に指定されています。海に突き出た弁天崎の上には灯台が建ち、絶景スポットとしても人気があるジオサイトで、特に日の出は素晴らしい美しさです。また、担保畑村のジオサイト周辺では、ジオフードと呼ばれるさまざまなご当地グルメを味わえる場所もあり、リアス式海岸の地形とともに楽しむのもおすすめです。

 

 

【INFOMATION】

岩手県下閉伊郡田野畑村

田野畑駅より車で約5 分

三陸ジオパーク公式ウェブサイト「ひらなめ海岸弁天島、弁天崎」

 

 

 

どこまでも続くような断崖絶壁「北山崎」(田野畑村)

 

高さ200メートルもの断崖絶壁がどこまでも続くような絶景スポットです。その長さおよそ8キロメートルにも及びます。北山崎は、約1億3000万年前の大きな火山活動による地殻変動、海の浸食によってつくられました。この辺りの地形を楽しむなら、サッパ船と呼ばれる小型の磯船でのクルージングがおすすめ。地元の海を知り尽くした漁師さんによるガイドで、高さ200メートルの断崖を見上げることも、奇岩群をすり抜けて間近で見ることもできます。スリリングかつエキサイティングで、ジオサイトを200%楽しめるアクティビティです。

 

 

【INFOMATION】

岩手県下閉伊郡田野畑村北山

田野畑駅より車で約15分

三陸ジオパーク公式ウェブサイト「北山崎」

 

 

 

北山崎と並ぶ景観地「鵜ノ巣断崖(うのすだんがい)」

 

北山崎に立ち寄るなら、ぜひ足を延ばしたい絶景スポットで、まさに三陸を代表する景勝地です。鵜ノ巣断崖は北山崎も古くに形成されました。遊歩道から浜辺に降りるまで、絶景をさまざまな角度から見ることができます。最寄りの駐車場からは少し距離がありますが、遊歩道を散策しながら展望台へいくのもおすすめです。

 

 

【INFOMATION】

岩手県下閉伊郡田野畑村真木沢

鳥越駅より車で約25分

三陸ジオパーク公式ウェブサイト「鵜ノ巣断崖」

 

 

 

記憶を風化させない「明戸地区の防潮堤(あけどちくのぼうちょうてい)」

 

明戸地区の防潮堤周辺は、震災の記憶を風化させないよう後世に伝えていくため、メモリアル公園として整備される計画が進められています。地球の脅威を学べるジオサイトです。

 

 

【INFOMATION】

岩手県下閉伊郡田野畑村明戸海岸

田野畑駅より車で約5分

三陸ジオパーク公式ウェブサイト「明戸地区の防潮堤」

 

 

 

4千万年前のマグマの活動がつくりあげた絶景「浄土ヶ浜」

 

三陸を代表する名勝として知られる浄土ヶ浜は、約4千万年前のマグマの活動と、海の浸食によってつくられました。まるで浄土のようだと称される美しい浄土ヶ浜に行くなら、ぜひ行きたい絶景スポットが青の洞窟。こちらも北山崎同様、サッパ船で奇岩怪岩を間近で見ながらエメラルドグリーンの海を進んでいきます。気候や水温でプランクトンの量が変わることで、マリンブルーにもエメラルドグリーンにも色が変化する青の洞窟は、とにかくフォトジェニックで感動の絶景です。一度は訪れてみる価値あり!

 

 

【INFOMATION】

岩手県宮古市日立浜町

宮古駅よりバスで約20分

三陸ジオパーク公式ウェブサイト「浄土ヶ浜」

 

 

 

海水が吹き上がる光景は圧巻「潮吹穴」

 

およそ1億1千万年前の白亜紀の岩層に空いた空洞から海水が吹き上がることで有名な観光スポットです。その高さは30メートルにも及び、圧巻!国の天然記念物にも指定されています。

 

 

【INFOMATION】

岩手県宮古市崎秋ヶ崎第17地割古里27番

宮古駅よりバスで約20分

三陸ジオパーク公式ウェブサイト「潮吹穴」

 

 

 

軍艦島とも呼ばれる無人島「日出島(ひでしま)」

 

恐竜がいた時代、約1億1千万年前の白亜紀に海に堆積した地層でできた無人島で、さまざまな貝やサンゴなどの化石が発見されています。この島で初めて発見された種類も多く、各界で注目されています。絶滅危惧種のクロコシジロウミツバメの繁殖地として、国の天然記念物にも指定されています。上陸はできませんが、遊覧船で間近まで行くことができます。

 

 

【INFOMATION】

岩手県宮古市崎鍬ヶ崎18-56

宮古駅よりバスで約20分

三陸ジオパーク公式ウェブサイト「日出島」

 

 

 

高さ40メートルの巨岩「ローソク岩」

 

火成岩が水成岩を突き破り、そのまま固まった岩で、高さ40メートルにもなるめずらしい巨岩です。国の天然記念物にも指定されています。

 

 

【INFOMATION】

岩手県宮古市崎鍬ケ崎第12地割1番

遊覧船からのみ観賞できます。

三陸ジオパーク公式ウェブサイト「ローソク岩」

 

 

 

本州最東端「魹ヶ崎(とどがさき)」

 

本州最東端にある岬で、ごつごつした岩場でできています。この岩石は、約1億3千万年前に起こった火山活動によってつくられました。岬の先端にあるフォトジェニックな灯台や、と近隣に点在する絶景ジオサイト、キャンプ場なども近いので、人気の観光スポットとなっています。

 

 

【INFOMATION】

岩手県宮古市重茂第9地割大平

宮古駅よりバスで約1時間10 分

三陸ジオパーク公式ウェブサイト「魹ヶ崎」

 

 

 

津波の破壊力を物語る「たろう観光ホテル跡」

 

東日本大震災の津波により、6階建ての建物だったたろう観光ホテルの4階までが浸水し、1、2階は全ては買いされてしまいました。津波も地球が生きている活動によるもの。自然の驚異を知るとともに、その恐ろしさを忘れないため、防災意識を高めるためにジオサイトとして保存されています。

 

 

【INFOMATION】

岩手県宮古市田老野原80-1

田老駅より徒歩約20分

三陸ジオパーク公式ウェブサイト「たろう観光ホテル跡」

 

 

 

圧巻の三陸の奇岩「三王岩(さんのういわ)」

 

三陸復興公園にある数ある奇岩の中でも圧巻の巨岩です。海からそびえる高さ50メートルもの男岩、その両側に女岩、太古岩があり、壮観な光景を作り出しています。海や風による浸食がつくりあげた自然の芸術作品とも言える奇岩で、県の天然記念物にも指定されています。

 

 

【INFOMATION】

岩手県宮古市田老字青砂里

田老駅より徒歩約20分

三陸ジオパーク公式ウェブサイト「三王岩」

 

 

 

地球が生きている証「腹帯の混在岩(はらたいのこんざいいわ)」

 

宮古市を流れる閉伊川(へいがわ)では、玄武岩、石灰岩、砂岩、泥岩など、さまざまな地質が混ざり合った混在岩を見ることができます。これらは、1億5千万年ほど前の地殻変動により、遠くの海から運ばれてきた海の藻屑で、現在の北部北上山地はこのような混在岩でできています。まさに地球の躍動を感じられるジオサイトです。

 

 

【INFOMATION】

岩手県宮古市腹帯

腹帯駅より徒歩約10分

三陸ジオパーク公式ウェブサイト「腹帯の混在岩」

 

 

 

森の中にたたずむ歴史ある神社「黒森神社」

 

鬱蒼と茂る木々に囲まれ、昼でも暗いことから黒森山と呼ばれるようになった山にある神社で、古くから霊山として信仰されていました。重要無形民俗文化財の黒森神楽や、岩手県の文化財に指定されている権現様と呼ばれる獅子頭が保存されており、貴重な史跡、文化財とされています。

 

 

【INFOMATION】

岩手県宮古市山口第4地割

宮古駅より車で約10分

三陸ジオパーク公式ウェブサイト「黒森神社」

 

 

生きている地球を感じに三陸ジオパークを訪れてみませんか?

 

 

写真提供 :岩手県観光ポータルサイト「いわての旅」

https://iwatetabi.jp/index.php