東北の短い夏をめいっぱい楽しむべく、自然に感謝し、繁栄を祈る夏祭りが宮城県各地で開催されます。東京などの都市部に比べると過ごしやすい宮城の夏は観光にもピッタリ! 三陸・県北地域には、山もあり、海もあり、お祭り以外にも楽しいアクティビティがいっぱいです。今年の夏は、宮城の三陸地域で過ごしてみませんか? エキサイティングな三陸地域の夏祭りを厳選して紹介します。

 

 

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エネルギッシュな夏祭り!「石巻川開き祭り」 (石巻市)

 

治水で石巻の街を救ったと言われる、仙台藩士である川村孫兵衛重吉(かわむらまごべえしげよし)に感謝の意を示すとともに、水難者や東日本大震災で亡くなった人々への供養と慰霊のお祭りです。1916年に始まったこの川開き祭りは、川の恵みに感謝し、ご先祖様の供養のために始まったお祭りで、近年では8月1日を含む前後どちらかの1日との2日間開催されています。その背景からは想像もつかないほどエネルギッシュなお祭りで、供養祭だけでなく、神輿の渡御などの伝統的なものから、さまざまな盛大なパレードやスケートボードパフォーマンスなども披露され、街中が活気に包まれるお祭りです。夜には花火大会も開催され、お祭りのフィナーレを飾ります。この時期に石巻を訪れるなら、外せない大イベントです。

 

 

[INFORMATION]

宮城県石巻市 市内中心部、北上川、北上川河畔

石巻駅より各所徒歩約15分~30分ほど

宮城まるごと探訪「石巻川開き祭り」

 

 

 

厳かで幻想的な和の灯「石巻和渕(いしのまきわぶち)まつり」(石巻市)

 

毎年お盆に開催される石巻和渕まつり。お盆という時期もあり、地元で暮らす人々だけでなく、観光客や帰省してきている人などが一つになって和渕を感じられる夏まつりです。子供じゃんけん大会や、和太鼓の演奏などのステージパフォーマンスなど、さまざまな催し物を楽しめます。一番の見どころは灯籠流し。旧北上川河川敷に数えきれないほどの灯籠が飾られます。その数、6000とも7000とも言われるほどのたくさんの灯籠がともす優雅な光は、厳かで幻想的な景観をつくりだします。お祭りのフィナーレには花火もあがりますよ!

 

 

[INFORMATION]

石巻市和渕字川原地先(石巻市和渕水辺の楽校公園)

和渕駅より徒歩約10分

宮城まるごと探訪「石巻和渕まつり」  

 

 

 

クライマックスの花火が最高!「志津川湾夏まつり福興市」(南三陸町)

 

今年でなんと92回目の開催となる志津川湾夏まつり福興市。海辺の町南三陸ならではの、夏を最大限に楽しめる一大イベントです。毎年7月下旬の週末に開催され、メイン会場となる志津川仮設魚市場周辺は、毎年この時期になるとさまざまな露店やイベントに訪れる人々で活気づきます。子供も大人も楽しめるステージパフォーマンスや、地元のグルメももちろん最高ですが、気になる目玉はトコヤッサイ。イベントの運営側も、参加者も、すべての人がひとつになれる地元なら誰もが知っている踊りなんです。志津川湾夏まつりでは、このトコヤッサイコンテストが恒例の見どころ。もちろん、見るだけでなく、一緒に踊るのもアリ。そして、締めくくりはダイナミックな花火。志津川湾夏まつりの花火は、海から華やかに、力強くあがります。迫力満点の美しい花火を、見るだけでなく体感してみてください。

 

 

[INFORMATION]

宮城県南三陸町志津川旭ケ浦地内 志津川仮設魚市場

志津川駅より徒歩約20分

宮城まるごと探訪「志津川湾夏まつり福興市」

 

 

 

ド派手なパフォーマンスが気になる「気仙沼みなとまつり」(気仙沼市)

 

気仙沼みなとまつりの歴史は古く、ルーツになった気仙沼湾振興まつりが開催されたのは、まだ気仙沼町だった頃の昭和24年でした。当時のイベントの目玉は、なんと伝統的なカツオの一本釣り実況や、仮装行列、花火師競演など、今聞いても斬新なものばかりで、10万人もの人々が訪れていたそうです。昭和26年に現在の気仙沼みなとまつりという名称に変わり、以来、地元を盛り上げる夏の一大イベントとして、年々進化し続けています。当時のハデさも受け継がれており、パレードが堂々と町を歩く様子や、1000基もの大迫力の和太鼓パフォーマンス、そして湾内には、海上うんづらと呼ばれる極彩色のねぶたが映えます。お祭りの締めくくりにはあでやかな花火も上がります。

 

 

[INFORMATION]

宮城県気仙沼市湊町内湾一帯

気仙沼駅より徒歩約15分

宮城まるごと探訪「気仙沼みなとまつり」

 

 

 

女川湾に映る圧巻の巨大花火がスゴイ「女川みなと祭り」(女川町)

 

毎年7月最後の週末に開催される、女川町の夏の一大イベントです。ステージパフォーマンスも充実していて、まるで音楽フェスのような盛り上がりを見せます。地元のおいしい食材、お料理を提供する露店もたくさん!どれを食べようか迷ってしまうほど。最大の見どころは、大迫力の花火。400メートルの大ナイアガラや、超ジャンボ水中スターマインなどが夜空と女川湾を照らします。震災後、この女川みなとまつりは開催されなくなってしまったのですが、今もイベントの再開に向けて、地元の人々が尽力されています。誰もが願う女川みなとまつりの復活を期待しましょう!

 

 

[INFORMATION]

宮城県女川町女川港

女川駅下車すぐ

 

 

 

大きな龍が激しく踊る「龍神祭り」(石巻市)

 

牡鹿半島の対岸に浮かぶ島、金華山は、古くから航海の安全や大漁祈願の信仰の対象とされていました。毎年7月下旬に開催されるこの龍神祭りも、航海の安全、大漁を願うお祭りなのです。金華山沖は世界で3本の指に入ると言われる、とても恵まれた漁場であることから、人々の願いが届いていると言えるかもしれません。龍神祭りでは、全長20メートル、重さ100キロにも及ぶ大きな龍が銅鑼や太鼓、ラッパのお囃子に合わせて激しく、時に優雅に舞います。祭り人たちの衣装も金華山ならではの独特なもので、日本古来の風俗と中国様式を取り入れたユニークなデザインです。パワースポットとしても人気の金華山で最もスピリチュアルなパワーを感じられる瞬間かもしれません。

 

 

[INFORMATION]

宮城県石巻市鮎川浜金華山5

金華山黄金山神社

石巻駅より鮎川港までバスで約90分/鮎川港より船で金華山まで約20分

宮城まるごと探訪「龍神祭り」

 

 

 

伊達政宗が愛した伝統芸能「みちのく鹿踊り大会」(栗原市)

 

栗原市(旧一迫町)の鹿踊りは、400年もの歴史を持つ由緒正しい伝統芸能で、県の無形民俗文化財に指定されています。踊り手は、木彫りの鹿の頭に鹿の角をつけ、ささらを腰に差して鹿の姿になります。8人で踊るので、八ツ鹿踊りと呼ばれています。勇壮に踊る姿にかの伊達政宗も惚れ込み、愛媛県の宇和島にいた際に鹿踊りを広めたそうで、今でも宮城や岩手以外で愛媛県でも受け継がれている伝統芸能なのです。この伝統を守るために宮城、岩手を中心とする鹿踊チームが数多く集い、さらなる発展を目指すべく交流を深めながら、競いあいます。

 

 

[INFORMATION]

宮城県栗原市一迫 真坂字鎌折

くりこま高原駅より車で約20分

宮城まるごと探訪「みちのく鹿踊り大会」

 

 

 

前夜祭と本祭、夏の特別な2日間「佐沼夏祭り」(登米市)

 

登米地方の最大の夏祭りである佐沼夏祭りは、なんと400年もの歴史を持っているお祭りで、大切に受け継がれてきた文化がいっぱい詰まっています。豊作を祈願し、伝統芸能である鹿踊りや、手踊り、手曳き山車、神輿渡御などの伝統文化をはじめ、さまざまなパレードが行われます。ヒーローショーやちびっこみこしパレード、大抽選会など、子供が楽しめるイベントもいっぱいで、世代を問わず地元の人々がみんなで楽しめるお祭りになっています。前夜祭と本祭では開催場所も異なり、それぞれ違った魅力があります。お祭りのラストを飾るのは、3000発もの花火。これは見逃せません。

 

 

[INFORMATION]

宮城県登米市迫町佐沼地区・迫川畔

瀬峰駅よりバスで約30分

宮城まるごと探訪「登米市 佐沼夏祭り」

 

 

 

300年続く伝統行事「くりこま山車まつり」(栗原市)

 

元々は、藩政時代に農事に勤しむ住民へのねぎらいの意味で始まったお祭りで、後に豊作を願う農民だけではなく、商工人も一緒になって行われるお祭りになりました。今では、かつぎ山という飾りを肩に担ぎ、豪華絢爛な山車が町内を歩くお祭りになっています。お囃子に続く、色鮮やかで豪華に飾り付けたいくつもの山車が作り出す雰囲気はゴージャスでダイナミック!毎年7月下旬に開催されており、地域が一体になる瞬間を体感することができますよ!

 

 

[INFORMATION]

宮城県栗原市栗駒岩ケ崎

石越駅またはくりこま高原駅よりバスで約40分

宮城まるごと探訪「2019 くりこま山車まつり」

 

 

 

宮城県最大級の沼が舞台!「ふるさと花火IN長沼」(登米市)

 

宮城県最大級の大きさを誇り、ボート競技でも有名な長沼を舞台に、大迫力の花火大会が毎年お盆時期に行われます。地元で暮らす人はもちろん、お盆で帰省している人も楽しみにしている、ふるさとを感じられる夏の大イベントです。内陸の登米市ではとてもめずらしい水中スターマインや水上スターマイン、そして200メートルもの長さを誇る大きなナイアガラなど、3000発もの花火が打ち上げられ、目が離せません!沼の水面に映りこむ鮮やかな花火もまた幻想的。露店も多く立ち並びます。花火を見ながらの宴会なら、会場である長沼フートピア公園で最高の場所を見つけましょう!

 

 

[INFORMATION]

宮城県登米市迫町北方 長沼フートピア公園

新田駅より車で約15分

宮城まるごと探訪「ふるさと花火IN長沼」

 

 

 

今年の夏休みは、宮城県の三陸エリアや県北エリアをめぐって伝統文化に触れたり、短い宮城の夏を感じられる夏祭りや花火大会を楽しんでみてください。

 

 

 

写真提供:みやぎデジタルフォトライブラリー

http://digi-photo.pref.miyagi.jp/index.php?lang=jp