日本人の食文化において、そばは切っても切れない存在です。物事や年の節目に食べたり、縁起の良い食べ物とされてきました。現代でもその文化は残っていますが、そばは日常的に食べる身近な食べ物でもあります。それだけに、日本全国にそばファンも多いもの。福島県も実は、日本有数のそば処なのです。福島県で、食べるだけでなく、そばをとことん楽しんでみませんか?

 

 

[福島県へのアクセス]

鉄道の場合:

新幹線で東京駅から福島駅まで約2時間。

バスの場合:

バスタ新宿から福島駅まで約5時間20分。

 

 

 

山人(やもーど)料理として生まれた「檜枝岐(ひのえまた)名物裁ちそば」(檜枝岐村)

 

標高の高い山岳地帯では、かつて手に入れられる食材は限られていました。その中で工夫を凝らして生まれたのが、福島県の郷土料理のひとつである山人料理です。裁ちそばも山人料理のひとつで、その製法は他の地域のそばにはない独特なものです。つなぎを全く使わず、伸ばした生そばを何枚か重ね、布を裁つように切ることから裁ち蕎麦と呼ばれるようになりました。水のおいしい檜枝岐村ではそば栽培も盛んで、そば本来の香りを満喫することができるのは、つなぎを使わない裁ちそばならではの楽しみ方です。

 

 

[INFORMATION]

福島県南会津郡檜枝岐村

会津高原尾瀬口駅よりバスで約1時間20分。

 

 

 

ねぎそばが有名な「高遠(たかとお)そば」(下郷町)

 

長野県の伊那エリアで食べられている高遠そばは、会津地方でも古くから食べられている伝統的なそばです。どちらもつゆに辛味大根を入れて食べますが、大内宿などでは一本のねぎをお箸のように使って食べるねぎそばが有名。もちろん、そばと一緒にねぎも食べるのが正しい食べ方。SNS映えも間違いなしのインパクトのあるそばを一度食べてみては?水のきれいな土地ならではの、おいしいそばを食べることができます。

 

 

[INFORMATION]

福島県南会津郡下郷町

会津鉄道会津線で会津若松駅より会津下郷駅まで約45分。

 

 

 

日本四大そば処の一つ「白河そば」 (白河市)

 

白河そばの歴史は、200年以上も前にさかのぼります。信州、出雲、盛岡と並んで日本四大そば処の一つに数えられるほど、おいしいそばが育つ土地として知られています。水や土地、気候など、白河にはおいしいそばを作る条件がそろっているのです。近年では、そばだけでなく、うどんも作られるようになり、白河ラーメンと呼ばれるご当地ラーメンも生まれ、白河の麺文化が進化しています。

 

 

[INFORMATION]

福島県白河市

新幹線で東京駅より新白河駅まで約1時間25分。JR東北本線で新白河駅より白河駅まで約3分。

 

 

 

会津そばのルーツとなった幻のそば「宮古そば」(喜多方市)

 

喜多方市内の山間にある山都町宮古地区は、会津そばのルーツになったと言われる、歴史あるそば処で、県内随一とも言われています。地元では古くから市民に親しまれてきたものの、宮古そばのおいしさが全国に広まると、予約もなかなか取れず、市街地からも遠く、食べたくても食べに行けない状況があったことから、幻のそばと呼ばれるようになりました。つなぎを一切使わない透明感を感じる白い十割そばである宮古そばの究極の食べ方は水そば。つゆや薬味をつけず、そば本来の風味を味わうことができます。

 

 

[INFORMATION]

喜多方市山都町宮古地区

JR磐越西線で会津若松駅から山都駅まで約30分

ふくしまの旅「山都町宮古地区の水そば」

 

 

 

手打ちそばのおいしい町・道の駅で食べる絶品「おふくろそば」(古殿(ふるどの)町)

 

古殿町自慢のそばは、道の駅ふるどの内にあるおふくろ食堂で食べられるおふくろそば。道の駅だからといって決して侮ることのできないおいしい手打ちそばをリーズナブルに食べることができるのです。そばそのもののおいしさ、値段の手頃さはもちろん、さらにエビや地元の山菜などの天ぷらなども付いたお得なそばセットは、古殿町の名物の一つとなっています。

 

 

[INFORMATION]

福島県石川郡古殿町大字田口字平舘25

常磐自動車道いわき湯本ICから車で45分

 

 

 

きのこの里で食べる「きのこそば」(南会津町)

 

南会津町は、おいしいきのこがたくさん採れる場所としても知られています。南会津町にある道の駅たじまでは、おいしいきのこがふんだんに入ったきのこそばを550円で食べることができます。そばのおいしさはもちろん、きのこ好きも大満足の、食べ応えのあるヘルシーな一品です。きのこそば以外にも、さまざまな会津の名物料理も食べることができ、お土産探しにもおすすめのスポットです。

 

 

[INFORMATION]

福島県南会津郡南会津町大字糸沢

会津若松駅より車で約1時間20分

 

 

 

そば好きなら、畑も見てみたい!「たかつえそば畑」(南会津町)

 

そば好きも、そば好きでなくても、そばの花が咲く季節には訪れたい観光スポットです。7月から9月の間、広大な土地に白くかれんなそばの花が一面に咲き誇ります。シーズン中、夜はライトアップされ、幻想的な風景を楽しむことができます。9月下旬は収穫の季節。10月になればおいしい新そばを食べることができます。季節を感じながらそばに触れるのもまた趣があって楽しいものです。

 

 

[INFORMATION]

福島県南会津郡南会津町高杖原

会津高原駅よりバスで約30分

ふくしまの旅「たかつえそば畑」

 

 

 

新そばを楽しもう!「会津やないづ新そばまつり」  (柳津町)

 

そば処福島県では、新そばの時期になると、県内実に26ヶ所で新そばまつりが開催されます。会津やないづ新そばまつりもその一つで、毎年11月上旬頃に開かれます。柳津町にある博士山はそばの栽培に適した名産地で、上質のそばの実が育つことで知られています。そのそば粉を使った博士そばは、香り高く上品な甘みのある味わいが魅力。ベテランのそば職人が打つ、茹でたての新そばの香りと歯ごたえを楽しんでみませんか?

 

 

[INFORMATION]

福島県河沼郡柳津町

JR只見線で会津若松駅より会津柳津駅まで約1時間

 

 

 

会津生まれのそば粉を使った「強清水(こわしみず)地そば祭り」(会津若松駅)

 

地元生まれの新そば粉「会津の香りを使った地そばを楽しむことができるイベントが、毎年11月下旬に開催されています。ベテランのそば職人による、挽きたて、打ちたて、茹でたてのフレッシュな香り高いそばを思いのまま楽しむことができます。本格的で香り高いそばをリーズナブルに身近に味わえるイベントは、地元の人々でおおいににぎわいます。季節を感じながらそばを楽しむなんて、優雅でぜいたくな時間ですね。

 

 

[INFORMATION]

新幹線で東京駅から郡山駅まで約1時間40分。バスで郡山駅から若松駅前まで約1時間。

 

 

 

猪苗代産のそばを食べよう!「猪苗代新そば祭り」(猪苗代町)

 

猪苗代新そば祭りでは、猪苗代産100%のそば粉を使った本格手打ちそばを味わうことができます。そば職人の手打ち実演をはじめ、地元の特産品の販売など、イベント当日は地元の人々でにぎわいます。

 

 

[INFORMATION]

福島県耶麻郡猪苗代町

JR磐越西線で郡山駅より猪苗代駅まで約40分。

 

 

 

作ってみよう!「飯豊(いいで)とそばの里センターそば打ち体験」 (喜多方市)

 

国内でも有数のそば処山都で収穫されたそばの実を使った山都そばを食べることができるそば伝承館が飯豊とそばの里センター内にあります。ここでは、そば打ち名人による実演や、手打ち体験までもできます。まさに、そば好きなら一度は訪れたい聖地とも言える場所です。ぜひ一度、そば打ちを体験してみてはいかがでしょう?

 

 

[INFORMATION]

福島県喜多方市山都町沢田3077-1

山都駅より徒歩約10分

 

そば処福島県で、どっぷりそばの魅力に浸かってみませんか?

 

写真提供:福島県観光情報「ふくしまの旅」

https://www.tif.ne.jp/index.php