海あり、山ありの大自然に恵まれた福島県では、各地方でさまざまなグルメを楽しむことができます。その土地の気候や特色を生かした郷土料理から、近年話題のB級グルメまで、ありとあらゆるグルメを満喫できます。

 

 

 

会津のソウルフード「ソースかつ丼」(会津若松市・柳津町など会津地方一帯)

 

会津でかつ丼と言うと、普通の卵でとじたかつ丼は出てきません。会津のかつ丼は、あつあつのご飯の上にシャキシャキのキャベツを敷き、揚げたてのカツを各お店自慢のオリジナルソースで絡めたものなのです。その始まりは諸説あり、大正時代に始まったとも、昭和に始まったとも言われていますが、長年会津のソウルフードとして愛されている一品です。お店によってデカ盛りだったり、ソースで煮込んだものなどさまざま。柳津風はキャベツとカツの間にふわふわの卵焼きが乗っているのが特徴です。お気に入りの一皿を探してみてはいかがでしょう?

 

 

 

こんなにたくさんある、福島県の「ご当地ラーメン」

喜多方ラーメン

 

福島のご当地ラーメンと言えば、やはり太めの平打ち麺と透き通ったスープが特徴の喜多方ラーメンが有名。しかし、 広い福島県には、他にもいろいろあるんです。喜多方ラーメンよりもさらに縮れた平打ち麺と鶏ガラとんこつの済んだスープが特徴である白河ラーメン、細切り平打ちストレート麺の飯坂ラーメン、とんこつベースの郡山ラーメン、 濃厚な味噌のスープがおいしい西会津味噌ラーメン、裏磐梯の山塩を使った 会津山塩ラーメンなど、県全体がラーメン激戦区!ちょっと変わったものだと、トマトの名産地でもあることから、トマトのテーマパークワンダーファームではトマトラーメンも楽しめます。

 

 

 

会津に伝わる素朴な味わい「しんごろう」

 

会津地方では、食べると十年長生きすると言われていることから、えごまのことをじゅうねんと呼びます。しんごろうは、半つきのご飯を餅のように丸めて串にさし、じゅうねん味噌を塗って焼いた会津に伝わる郷土料理です。秋田のきりたんぽのようなもので、古くから土地の人々に親しまれている味です。

 

 

 

そば処福島で食べ比べしたい「そば」

 

福島県は、全国有数の蕎麦のおいしいところとしても知られ、会津のかおりなど福島県ブランドのそば粉も作られているほどのそば処。県内各地でそば祭なども盛んに開催されています。蕎麦栽培の盛んな 檜枝岐(ひのえまた)の名物である裁ちそばや、一本ネギをお箸のようにして辛味大根と食べるねぎそばで有名な高遠(たかとお)そば、日本四大そば処の一つとしても数えられる白河そばなど、味わいの違ったさまざまなそばを楽しむことができます。

 

 

 

福島県の個性豊かな「ご当地カレー」

安達太良カレー

 

日本人の国民食とも言えるカレー。福島県にもオリジナリティあふれるご当地カレーがあります。会津地鶏を使ったぜいたくなカレーや、意外な組み合わせのものでは白桃カレーなどなど。近年新たに生まれたのが郡山グリーンカレー。郡山産の食材をふんだんに使ったグリーンカレーは要チェックです。その他にも、二本松産の新鮮な食材を使った安達太良(あだたら)カレー、天栄村のヤーコンカレー、西会津の薬膳カレーなど、どれも気になるご当地カレーが楽しめます。

 

 

 

山岳地帯で生まれた郷土料理「山人料理(やもーどりょうり)」

 

会津地方の、主に桧枝岐村で古くから伝わる土地の特徴を生かした郷土料理です。標高900メートルの高地では米も採れず、かつてはそばやひえ、粟などの雑穀が主食でした。山岳地帯で木こりや狩りをする人たちのために、家を守る女性たちが限られた食材で工夫して作られたことが始まり。そばや旬の山菜、きのこなど山の幸中心とした料理で、裁ち蕎麦もその一つです。そば粉で作ったつめっこやはっとうと呼ばれる餅状のものや、イワナ、サンショウウオ、熊、鹿、兎なども使われる生活の知恵の詰まった、愛情を感じられる品々が魅力です。

 

 

 

お椀いっぱいの愛情「こづゆ」

 

会津地方に伝わるこづゆは、農林水産省による農山漁村の郷土料理百選にも選ばれた福島県を代表する郷土料理の一つ。内陸の会津地方でも手に入る海産物の乾物を使った汁物で、江戸時代から明治初期にかけて晴れの日用のごちそうとして広まった料理です。家庭により作り方はさまざまですが、一般的にはホタテの貝柱の乾物で出汁をとります。さといもやニンジン、しいたけ、きくらげなどの山の幸がメインの具材として使われ、豆麩を入れてから日本酒と醤油で味を整えます。そして、こづゆ椀に盛り付けてから塩出しワラビを乗せれば出来上がりです。

 

 

 

鯉に恋する意外な名物「鯉料理」

 

福島県で魚と言えば、やはり海に面している地域があることから、太平洋で獲れる新鮮な魚介類を想像しますが、実は鯉料理も名物の一つで、養殖鯉の生産量日本一を誇ります。会津地方や中通りなどの内陸地域に江戸時代より鯉料理文化が根付いています。最近では、郡山市が「鯉に恋するプロジェクト」として、「生産地」としてだけでなく、「消費地」にもなるべく、街をあげて盛り上がりつつあります。伝統的な鯉こく、あらい、甘煮だけではなく、鯉バーガーやアヒージョなど、あらゆるジャンルの飲食店で取り扱われ、親しまれています。

 

 

 

500年以上の歴史を持つ「会津地鶏」

 

会津地鶏は、かつて平家の落人が会津の地に持ち込んだことが始まりだという説があります。また、歴史ある伝統行事の飾りに会津地鶏の羽が使用されていることから、少なくとも400年以上前からこの土地に生息していたことがわかります。通常の鶏に比べて倍の期間平飼いで飼育されています。強い肉の旨みが特徴で、卵も高級卵として重宝されています。会津固有種である会津地鶏は、焼き鳥や親子丼など、オーソドックスなものはもちろん、近年では会津地鶏の旬である冬においしいチーズ鍋なども人気です。

 

 

 

お刺身から浜焼き、干物まで多彩に楽しめる「海の幸」

 

太平洋に面したいわき市小名浜を始め、福島県には絶好の漁場が多く、新鮮でバラエティ豊かな海の幸を味わうことができます。いわき市の魚にも指定されているメヒカリやアンコウ、ウニやアワビ、ズワイガニなど、とにかくたくさんの種類の魚介類を、お寿司や海鮮丼でも、浜焼きでも干物でもぜいたくに思い思いのまま楽しめるのが魅力です。

 

 

 

実は50年もの歴史あり!「なみえ焼きそば」

 

焼きそばというと、比較的新しいご当地グルメを想像しますが、なみえ焼きそばは、双葉郡浪江町で50年以上前から地元で愛されているソウルフードです。太麺で、基本的に具材は豚肉とモヤシだけというシンプルなソース焼きそば。かつて、労働者のために腹持ちの良いものをとの思いから考案されたそうです。一味唐辛子をかけて食べるのが通の食べ方だとか!

 

 

 

福島のもう一つのご当地焼きそば「会津カレー焼きそば」

 

カレー焼きそばと聞くと、カレー風味の焼きそばを想像しますよね。会津カレー焼きそばは、良い意味でその想像を裏切る、豪快なメニュー。なんと、普通のソース焼きそばにカレーを惜しみなくかけてしまうというボリュームのある欲張りな一品。ソース味とカレーを1度で楽しめちゃうのが魅力。市内にあるトミーフードというお店で提供されたのが始まりで、安さとボリュームがたちまち高校生の間で話題となり、広まったそうです。素朴でありながら、食べ応えたっぷりの焼きそばです。

 

 

 

お酒好きは福島に集まれ!「福島の地ビール、地酒、ワイン」

 

お酒を飲むのが好きな人にとって、福島県はまさにパラダイス。米づくりが盛んなこともあり、古くから良質な酒を楽しめる酒処として知られています。飛露喜をはじめとした人気銘柄の日本酒が揃っており、会津が良く知られていますが、県内各地で酒蔵巡りもできます。近年はクラフトビールなども数多く作られており、ビールファンも楽しめる福島。猪苗代地ビール館では、磐梯山の天然水で仕込んだ地ビールを楽しめます。郡山ではビール祭も開催されており、福島のクラフトビールはますます盛り上がりそうです。フルーツ王国である福島県では、ワイナリーも多く、会津ワインなどが注目されています!ワインファンも目が離せません。

 

 

 

福島県にもあったご当地餃子!「福島円盤餃子」

 

日本全国で愛されている餃子。もはやカレーと並んで日本の国民食とも言えるかもしれません。福島円盤餃子は、とにかく豪快。20~30個もの大量の餃子をフライパンに円盤状に並べて焼き上げます。戦後、満州から引き揚げてきた人が福島市に多く、そうした人々が満州で覚えた餃子専門店を開き、福島市は餃子の街となりました。お店によって違った味わいを楽しめるのも魅力です。にんにくたっぷり系、よもぎを練り込んだものなど、具材にもそれぞれの個性とこだわりを感じられます。

 

 

 

福島の母の味「いかにんじん」

 

まさに福島県民にとって母の味とも言えるいかにんじん。元々は福島県中通り北部の郷土料理でしたが、県内全域で愛されている家庭の味です。細切りにしたスルメとニンジンを醤油、日本酒、みりんなどで味付けしたシンプルな家庭料理です。江戸時代後期から親しまれている郷土料理と言われており、松前漬けの原型になったものという説もあります。おつまみにも、おかずにもピッタリな一品です。

 

 

 

寒さを利用した伝統的保存食「凍み餅・凍み豆腐」

 

浜通りなど温暖な一部の地域を除いた福島県では、「凍み」の食文化が根付いています。冬の厳しい寒さを利用して作られる保存食である凍み餅や凍み豆腐がその代表的なもの。よもぎなどの山菜や野草を練り込んだお餅を水に浸し、寒風で乾燥させて作ります。食べる時は水でもどしてフライパンなどで焼いて食べるのが一般的。砂糖醤油やきな粉、バター醤油など、味付けのアレンジが自在なのも現在でも愛される理由の一つかもしれません。

 

 

 

熊本県に次いで馬肉の生産量全国2位!「馬刺し」

 

馬刺しと言えば、熊本県が有名ですが、実は福島県は熊本県に次いで馬肉の生産量全国2位の馬肉のおいしいところでもあるんです。特に有名なのは、会津の馬肉。会津では馬肉が古くから食べられており、現在もスーパーなどで簡単に手に入る身近なお肉なのです。ヘルシーで栄養価も高く、クセのない柔らかな馬刺しをぜひ味わってみてください。

 

 

 

喜多方市塩川町でもつ煮と言えば「塩川鳥もつ煮」

 

一般的に言うもつ煮込みは、牛や豚のホルモンをやわらかく味噌で煮込んだもの。喜多方市塩川町でもつ煮込みを頼むと、出てくるのは鳥皮のもつ煮込みが出てきます。ごはんのおかずにも、お酒のおつまみにもピッタリな鳥もつ煮は、コラーゲンたっぷりで女性にも人気の自慢のご当地グルメです。ヒナを使ったり、しょうゆ味、味噌味、レバー入りなど、味付けも具材もお店によって違った味わいを楽しむことができます。

 

 

 

白河市の新グルメ「白河だるまバーガー」

 

東北の他のだるまに比べて穏やかな表情が特徴の白河市の伝統工芸白河だるまをモチーフにした新しいご当地グルメです。開運、金運UP、合格祈願などの思いを込めたかわいらしいビジュアルのご当地バーガーですが、実は素材にもこだわりがある本格的なハンバーガーなのです。バンズには白河産の米粉を使い、白河のブランド豚白河高原清流豚を使ったカツが挟まれた、ぜいたくな一品です。

 

 

 

会津に伝わる伝統的なお菓子「あわまんじゅう」

 

粟ともち粉を混ぜたもちもちの生地にたっぷりのこしあんが詰まった伝統的なお菓子です。粟の実をイメージし、クチナシで染められた黄色があざやかなお菓子で、手土産にも人気です。今でも手作業でひとつひとつ丁寧につくられるあわまんじゅうは、子供から大人まで幅広い層に愛されているお菓子です。

 

 

 

[福島県へのアクセス]

鉄道の場合:

新幹線で東京駅から福島駅まで約2時間。

バスの場合:

バスタ新宿から福島駅まで約5時間20分。

 

 

食べたいものが、新鮮な食材と一緒に何でも食べられるグルメ天国、福島県を訪れてみませんか?

 

 

写真提供:福島県観光情報サイト「ふくしまの旅」

https://www.tif.ne.jp/