福岡県には、古代から近代までの歴史を感じられる場所が多く残されています。古墳や日本の産業近代化遺産も見ものですが、江戸時代にタイムスリップしたような町並みを歩いてみるのも楽しいもの。にぎやかな博多や小倉の街も良いけれど、福岡ならではの趣のある古い町並みの中を歩いてみませんか。

 

 

 

130軒もの土蔵造りの町家が建ち並ぶ「八女福島(八女市)」

 

八女福島に今も立ち並ぶおよそ130軒もの土蔵造りの町家は、江戸から昭和初期に建てられたもの。その歴史的な建造物が作り出す町並みは、まさに歴史を感じさせる光景です。商家的な雰囲気と職人的な雰囲気を併せ持った伝統様式の建物が旧往還道路沿いに連なっています。昔懐かしい和菓子屋、みそ屋、手作りかまぼこ店など、職人の技とともに、今も生きています。

 

 

[INFORMATION]

八女ICより車で約10分

八女観光オフィシャルサイト「茶のくに八女・奥八女」

 

 

 

のどかな宿場町の江戸の風情が復元された「木屋瀬(こやのせ・北九州市)」

 

北九州市八幡西区にある木屋瀬には、のどかな宿場町の江戸の風情が復元されて残されています。900m程度の短い区間ですが、かつて外国との唯一の窓口であった長崎と福岡を結ぶ長崎街道に位置し、交通の要所として栄えていた当時の様子を今もうかがうことができます。まるで町全体が博物館のような雰囲気ですが、「長崎街道木屋瀬宿記念館」に立ち寄れば、さらに楽しめること間違いなしです。

 

 

[INFORMATION]

小倉駅から筑豊電鉄木屋瀬駅まで約1時間

クロスロードふくおか「北九州市立長崎街道木屋瀬宿記念館」

 

 

 

500mほどのエリアで江戸の風情が味わえる「津屋崎千軒(福津市)」

 

かつて津屋崎は、海上交通と塩田で栄えた町。当時のにぎわいの様子を「人家が千軒もあるほどに繁栄している町」と表現した言葉から、この古い町並みの残る地域は津屋崎千軒と呼ばれています。500mほどのエリアに、江戸時代の趣ある雰囲気が残されています。

 

 

[INFORMATION]

JR福間駅より車で約10分

クロスロードふくおか「津屋崎千軒なごみ」

 

 

 

国指定重要伝統的建造物群保存地区に指定された「筑後吉井白壁のまちなみ(うきは市)」

 

江戸時代に宿場町として栄えた吉井。明治以降は、酒造業や木蝋生産などをはじめ、吉井銀と呼ばれた独自の金融活動で反映した商人の町でした。明治初期までに3回の大火に見舞われましたが、人々の工夫により火災から家屋が守られ、現在は約250軒もの建造物が国指定重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。吉井の町並みを見るなら、毎年2月15日~4月3日まで開催される「筑後吉井おひなさまめぐり」の時期がおすすめです。

 

 

[INFORMATION]

博多駅から筑後吉井駅まで電車で約1時間10分

クロスロードふくおか「筑後吉井白壁のまちなみ」

 

 

 

国の名勝に指定された庭園が鑑賞できる「水郷柳川の町並み(柳川市)」

 

かつて城下町として栄えた柳川には、堀割(ほりわり)と呼ばれる水路が今も町中に走っています。掘割には川下りを楽しむ人々の姿があり、まさに水郷と言われるゆえん。柳川でまず訪れたいのが、柳川藩を12代にわたって治めた立花氏の邸宅であった柳川藩主立花邸御花(やながわはんしゅたちばなていおはな)。美しい庭園が魅力の御花は、2011年に庭園を含む7000坪の敷地全体が「立花氏庭園」として国の名勝に指定されており、当時の景観を楽しむことができます。庭園だけではなく、邸内の見学や、名物料理をはじめ、柳川の情緒あふれる美しい町並みは、川下りをせずとも、散策をするだけでも楽しむことができます。

 

 

[INFORMATION]

博多駅から電車で約1時間

クロスロードふくおか「柳川川下り」

 

 

 

江戸以降の建物が今でも残る「黒木の町並み(黒木町)」

 

黒木地区には、江戸以降の重厚な町家や倉が旧豊後別路沿いに残っており、町中を流れる水路、矢部川対岸の棚田や石積みなどの文化遺産を今でも見ることができます。なかでも黒木の町並みを代表する町家建築の「旧松木家住宅」は、明治時代に火災再建され、酒の小売業などを近年まで営んでいた歴史ある建物です。

 

 

[INFORMATION]

羽犬塚駅からバスで約40分

黒木町観光協会 くろぎ町歩き「旧松木家住宅」

 

 

 

筑前の小京都と呼ばれている「秋月(朝倉市)」

 

筑前の小京都と称され、町全体が国の重要伝統的建造物群保存地区になっている朝倉市、秋月には、日常を忘れさせてくれるような町並みが広がっています。城下町を歩けば、まるで当時の趣のある世界に迷い込んだような気分になることでしょう。特に秋の秋月城跡は、紅葉の名所としても知られ、多くの人々でにぎわいます。

 

 

[INFORMATION]

車で福岡空港から甘木駅まで約50分。

クロスロードふくおか「秋月城下町」

 

 

 

中世時代に繁栄した町並みの様子がわかる「草野(久留米市)」

 

草野町には、今でも中世時代に筑後地方で勢力のあった豪族、草野氏ゆかりの自社、山城跡や、当時の繁栄をうかがわせる古い町並みが残っています。町並みを歩いて満喫したら、久留米市立草野歴史資料館に立ち寄るのがおすすめ。地域の歴史を知ることで、町をより楽しむことができます。歴史資料館の建物は、国登録文化財となっており、こちらも必見です。

 

 

[INFORMATION]

久大本線筑後草野駅下車すぐ。

クロスロードふくおか「久留米市立草野歴史資料館」

 

 

 

城下町の防衛のために配置された「寺町(久留米市)」

 

かつて久留米城主だった有馬豊氏が城下町の防衛のために寺院を多く配置したエリアがこの寺町。最大で22もの寺院が立ち並びましたが、現在でも17もの寺がのこっています。独特の雰囲気を味わえる歴史ある町並みを歩いてみてはいかがでしょう?

 

 

[INFORMATION]

西鉄久留米駅より徒歩10分

クロスロードふくおか「寺町」

 

 

歴史ある町並みを歩いて、福岡県でタイムスリップしてみませんか?

 

 

写真提供:福岡県観光情報公式サイト

「クロスロードふくおか」

https://www.crossroadfukuoka.jp/