山あいにある泰阜村では、鹿や猪などによる農作物の被害が後を絶ちません。ただ命を奪うのではなく、大切に利用しようとする取り組みを進める、女性猟師の様子が描かれています。都会の人にはなかなか理解できない、生き物に対する深い愛情が伝わってきます。

 

 

長野県の南部にある泰阜村は、周囲を山に囲まれ、村の面積の80%以上を山林が占めます。村の北部には天竜川が流れ、自然とともに生きる村です。村内で人が住む地域では450mの標高差があり、多様な種類の植物を楽しむことができます。難しい村名は漢詩の「泰山丘阜(たいざんきゅうふ)」から取られたもので、豊かな自然とそこに生きる人々のたくましさが表現されています。

泰阜村へのアクセス

電車の場合:
新幹線で東京駅から名古屋駅まで約1時間40分。JR東海道本線の新快速で名古屋駅から豊橋駅まで約50分。JR飯田線の各駅停車で豊橋駅から温田駅まで約3時間10分。

泰阜村に来たら!絶対行くべきスポット

田本駅
JR飯田線の駅です。周囲は山に囲まれ、徒歩でしか訪れることができない、いわゆる「秘境駅」です。出入り口は一方向のみで、反対側は崖下に天竜川が流れます。電車が止まるのは2時間に1本ほどで、人がいる集落までは高低差のある山道を20分ほど歩く必要があります。絶景と合わせて、こういう場所に駅を作ってしまう人間のたくましさも感じられます。

桜基(さくらもと)公園
樹齢250年と言われるエドヒガンザクラの大木があります。華やかな桜並木ではありませんが、桜の生命力が伝わるような一本です。例年4月中旬に満開となります。

左京川百年公園
左京川と関川の中洲にある公園です。あまごの釣り堀があり、釣った分はそのままおいしくいただくこともできます。マレットゴルフやラフティング、遊歩道など、自然を満喫できるレジャーが充実しています。

泰阜村に来たら!絶対買うべきおみやげ

ゆべし
新鮮な柚子をくり抜き、その中にごまやくるみ、みそ、そして餅米粉を混ぜたものをいれ、蒸して自然乾燥させた料理です。お酒のおつまみやお茶に合う珍味です。ゆべしと干し柿を合わせた「柿巻」もあります。

 

見る人によっては村のすべてが観光スポットとも言えるほど、自然の美しさも厳しさもすべて感じることができる場所です。